VRChatを始めよう、あるいは買い替えようと思ったとき、多くの人が同じところで迷います。「結局どれを買えばいいの?」という問いです。この記事では、今VRChat向けに現実的な選択肢となるMeta Quest 3・Quest 3S・PICO 4 Ultraを、実際に使う場面を想定して比較します。あわせて、2026年9月に発売されたValveの新型ヘッドセット「Steam Frame」についても触れます。
- 私の愛用Meta Quest 3マイクの追加投資をしたくない人、MRも楽しみたい人に。私はこれを使っています。
- 費用を抑えるならMeta Quest 3Sとにかく費用を抑えたい人向けです。
- 手軽にフルトラならPICO 4 Ultra手軽にフルトラを試したい人向けです。
長時間プレイを前提にするなら、本体に加えて3点支持のヘッドストラップも合わせて検討することをおすすめします。
比較表
| 項目 | Quest 3 | Quest 3S | PICO 4 Ultra |
|---|---|---|---|
| 画像 | |||
| 価格 | 102,300円(楽天) | 59,000円(楽天) | 104,900円(楽天) |
| 価格帯の目安 | やや高め | コスパ重視 | Quest 3とほぼ同水準 |
| 重量 | やや重い | Quest 3と同程度 | やや軽め |
| リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz | 最大90Hz |
| マイク品質 | 良好、追加マイク不要な人が多い | Quest 3と同等 | 別途マイクを用意する人もいる |
| 手軽なフルトラ | 専用手段なし(疑似フルトラのみ) | 同左 | 専用トラッカーで手軽に対応 |
| PCVR接続 | Air Link/Linkが安定 | 同左 | PICO Connectで無線最適化 |
| 購入 | Amazonで見る楽天で見る | Amazonで見る楽天で見る | Amazonで見る楽天で見る |
※価格は2026年10月3日時点の楽天市場の税込価格です。Amazonの価格や最新の在庫は各販売ページでご確認ください。
各項目の背景を、実際に使う場面に即して見ていきます。
意外と見落とされがちな「マイク品質」
VRChatはボイスチャットが前提の空間なので、マイクの質は体験に直結します。この点、PICO 4 Ultraについては、内蔵マイクで十分という人がいる一方、よりクリアな声で話したい人は別途マイクを用意するケースも見られます。
一方、Quest 3系はデフォルトのマイクでも十分な音質という評価が多く、追加投資が要らない分、実質的なコスパでは見えている価格差以上に差が縮まります。実際にQuest 3を使っていても、マイクの音質はかなり良く、スピーカーもイヤホンなしでそれなりの立体感が得られる印象です。個人的な体感としては、VRChatで話していて音質が少し気になった相手が、聞いてみるとPICOを使っていた、ということが何度かありました(もちろん、設定や環境によっても変わります)。「本体は安いけど、結局マイクを買い足した」という状態を避けたい人は、この点を比較の軸に加えておくと後悔が少ないです。
Questの「重さ」は、実はアタッチメントで解決できる
Quest 3系でよく挙がる不満が、長時間プレイした時の重さです。標準のベルトは顔と後頭部の2点で支える構造なので、装着時間が伸びるほど顔まわりへの負担が蓄積しやすくなります。
実際にQuest 3を使っていても、重さそのものはそれなりにあり、標準ベルトの2点支持だとずれやすいという弱点も感じます。ずれを抑えようとしてベルトを強く締めると、今度は締め付けによる頭痛が出ることもありました(もともと頭痛持ちの体質という事情もありますが)。
この問題を解消するために採用しているのが、BOBOVRのヘッドストラップ(楽天)です。頭頂部を加えた3点支持になることで顔面への荷重が分散され、強く締めなくてもずれにくくなります。加えて、このストラップには外付けバッテリーが搭載されており、無線のままでも長時間プレイできるようになる点も見逃せないメリットです。長時間のVRChat滞在が前提の人には、本体購入と合わせて検討する価値がある一手だと思います。詳しい比較はヘッドストラップ比較記事でまとめています。
フルトラを手軽に始めたいなら
本格的なフルボディトラッキング(ベースステーション+トラッカー方式)はどちらの機種でもPCVR接続すれば対応可能ですが、こちらは追加費用が数万円単位になりがちです。
もっと手軽に試したいなら、PICO 4 Ultraには専用の「PICO Motion Tracker」を足首に巻くだけでフルトラが使える手段があり、ベースステーションも不要です。単体プレイでもフルトラを楽しめる点は、Quest系にはない明確な強みです。「まずは手軽にフルトラを体験してみたい」という人には、この点だけでPICOを選ぶ理由になり得ます。
新顔「Steam Frame」は選択肢に入る?
2026年9月に、Valveの新型ヘッドセット「Steam Frame」が発売されました。国内価格は256GBモデルが199,980円、1TBモデルが244,980円(いずれも税込)で、国内では販売代理店のKOMODOを通じて販売されています。PCからの無線ストリーミングと、ヘッドセット単体での動作の両方に対応し、アイトラッキングも備えています。価格や販売状況は2026年9月時点の報道にもとづくものですので、購入前に最新の情報をご確認ください。
VRChat向けとして見た場合、現時点で分かっているのは主に仕様までで、VRChatでの動作実績やフルトラ対応の実例については、自分は確認できていません。価格もQuest 3・PICO 4 Ultraより上の帯になるため、「これからVRChatを始めたい・買い替えたい」という人が最初に選ぶ機種、という位置づけではなさそうです。すでにSteamのライブラリが充実していて、PCゲームもVRで遊びたい人には、注目の選択肢になりそうです。VRChatでの実績が出てきたら、あらためてこの記事に反映します。
まとめ:結局どれを選ぶべきか
- とにかく費用を抑えたい人 → Quest 3S(楽天)
- マイクの追加投資をしたくない・MRも楽しみたい人 → Quest 3
- 手軽にフルトラを試したい人 → PICO 4 Ultra
- Steamのライブラリを活かしたい・予算に余裕がある人 → Steam Frame(VRChatでの実績は今後の情報待ち)
長時間プレイを前提にするなら、本体に加えて3点支持のヘッドストラップも合わせて検討することをおすすめします。
この記事を書いた人:のの
Quest 3でVRChatを遊んでいます。ヘッドストラップはBOBOVRを愛用中。電子ドラムやMIDIキーボードでDTMもしています。
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