前回の記事でも触れた通り、自分は普段Quest 3でのPCVR接続に「Virtual Desktop(VD)」を使っています。有線のQuest Linkより安定していると感じており、周りにも基本的にはこちらを勧めています。この記事では、VDを使うために必要なもの、最初に必ず押さえておきたい設定を整理します。
必要なもの
- Virtual Desktop(Quest Store版) ※Steam版は用途が異なるので注意
- Wi-Fi 6以上に対応したルーター(最低でもWi-Fi 5)
- PC側は有線LANでルーターに接続
ここで一点、よくある勘違いに注意してください。Virtual Desktopは「Quest側が無線」なだけで、PC側は必ず有線LANでルーターに繋いでおくのが鉄則です。PCまでWi-Fi接続にしてしまうと、そこがボトルネックになり遅延やカクつきの原因になります。
最初に確認すべき設定
PC側のStreamer Appを起動したら、Questで購入したアカウントと同じMetaユーザー名を登録しておく必要があります。ここが一致していないと接続できないので、最初のつまずきポイントになりやすい部分です。
設定では、OpenXRランタイムに「VDXR」(Virtual Desktop独自のランタイム)を選んでおくと、動作が軽くなり安定しやすいとされています。なお、これは映像のコーデックとは別の項目です。ビットレートはPC側のスペックに応じて自動推奨されるので、まずはそのままで試し、画質に不満があれば有線LANの安定度を見ながら上げていくのがおすすめです。
実は「PCVR接続」以外にも便利
Virtual Desktopは名前の通り、PCの画面をVR空間に仮想ディスプレイとして表示する機能も持っています。これが実際に使ってみるとかなり便利です。複数枚のディスプレイをVR空間内に並べて表示できるので、作業中にちょっと調べ物をしたい、資料を見ながら別作業をしたい、といった場面でHMDを外す必要がありません。
VRChatをプレイしながら、画面の一部で動画を再生しておくこともできます。ワールドで人を待っている間や、単純作業をしているアバターの傍らで、ながら見をするといった使い方も自然にできてしまいます。PCVR接続の安定性だけでなく、こうした「HMDをかぶったまま完結できる利便性」も、Virtual Desktopを使い続けている大きな理由の一つです。
実際に使ってみて
ケーブルの取り回しやバッテリー消費を気にせず動き回れるのは、思っている以上に快適です。特にVRChatのように体を動かす場面が多いコンテンツでは、ケーブルの存在自体がストレスになりやすいので、無線化のメリットは大きいと感じています。前回書いた通り、Wi-Fi環境さえきちんと整えれば、有線よりも快適という体感が今のところ続いています。
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まとめ
Virtual Desktopを快適に使う鍵は、Quest側の無線設定以上に「PC側の有線LAN接続」と「対応ルーターの用意」にあります。この2点さえ揃えれば、あとはデフォルト設定のままでも十分快適に使えるはずです。無線接続の自由さに加えて、HMDを外さずに作業や動画視聴までこなせる利便性も含めて、ぜひ試してみてほしいツールです。
この記事を書いた人:のの
Quest 3でVRChatを遊んでいます。ヘッドストラップはBOBOVRを愛用中。電子ドラムやMIDIキーボードでDTMもしています。



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